仕事をしている時に大量の汗をかいたり、汗の臭いがするようでは困ってしまうことでしょう。
そこで、普段の生活で役立つ汗対策をいくつか紹介します。

・扇子やうちわの使い方

扇子などを持ち歩いて汗対策にしている人も多いのではないでしょうか。汗や暑さを解消するために扇ぐ場合には、首筋や顎、脇の部分にしましょう。

これは、脳の温度を低下させる効果があるからです。発汗とは脳の温度を下げるためのものなので、扇いで温度が下がると、発汗を促す指令が出なくなります。

・動脈を冷やす

体中の皮膚温度や血液の温度を下げると、発汗を抑えることができます。そのために有効な対策は、手首や脇、顎周辺の動脈を冷やすことです。

・皮膚圧発汗反射

乳頭の上の方を強く押したりつねったりすると、発汗量が低下します。この対策は、特に顔や頭、脇に大量に汗をかく人におすすめです。

・屋内外の温度差に気をつける

夏は特に屋内外の温度差が大きくなるので、大量の発汗が起きやすくなります。これは、皮膚の表面が冷めても体内温度はすぐに下がらないので、体温調節の機能が狂ってしまうことが原因です。

そこで、暑い屋外からクーラーの効いた部屋に入る時などは、いったん日陰に入って時間をおいてください。こうすることで体が温度変化に順応しやすくなります。

・冷たい飲み物

冷たい飲み物を一気に飲むのはやめましょう。口に含んで人肌程度にしてから飲みこむようにすると、口内や喉が徐々に冷たさを感じることができます。こうすることで、発汗を抑えることができます。