汗の臭いを抑える対策としては、制汗剤の利用が挙げられます。しかし市販の制汗剤では肌への刺激が強過ぎると感じる人もいるようです。そこでおすすめなのが、「ミョウバン水溶液」による汗の臭い対策です。

ミョウバン水溶液とは、水1500mlに普通の粉末ミョウバン50gを溶かしたものです。制汗剤のような働きをしますが、肌にやさしいので、肌荒れなどが心配な人に向いています。

汗をかいたら、この水溶液に浸してしぼったガーゼなどで汗を拭き取ると、臭いを抑えることができます。また、小さなスプレー容器などに入れて、外出時用に持ち歩くのもおすすめです。

ただし、ミョウバンだけを入れた水溶液では、汗の臭いを抑える効果はそれほど長くは続きません。そこで、強酸性で殺菌効果が高いレモンを絞って加えましょう。レモン1個分の絞り汁を入れると、長時間にわたって汗の臭いを抑えることができますし、レモン自体の香りが、汗の嫌な臭いを消す効果もあります。

ただし、このような手作りの溶液であっても、全ての人の肌にトラブルが起きないということではありません。使う前にはパッチテストをしてください。

また、レモン汁で肌に刺激を感じる人もいるようです。その場合には、レモン汁の量を少なめにしたり、ミョウバンだけで作った水溶液を使った方が良いでしょう。

手作りの安心できるもので汗対策をしたいという人は、ミョウバン水溶液や、ミョウバンとレモンの水溶液などを使ってみてはいかがでしょうか。