汗対策は常に必要ですが、夏の暑い時期には特に気を使いましょう。
夏はなんといっても発汗量が多くなるのが問題です。

少しでも汗の量を減らしたい人は、乳頭の5cmほど上の部分を左右の親指で押してください。これは上半身の汗対策です。

下半身の汗対策としては、ベルトの位置に気を付けましょう。少し下の方で、しっかりと締まるように調整をしてください。

それと夏の汗対策では、温度差で生じる発汗に注意しなければいけません。暑い屋外と涼しい室内の温度差の影響で、急激に出てきた汗は質が悪く、臭いが強くなりがちです。これは、短時間では血漿成分の再吸収ができないからです。

このような状況を防ぐには、温度変化に順応するための時間をとってください。例えば、気温が高い外から、クーラーが効いた室内にいきなり入るのではなく、中間温度の場所に5分ほど留まるようにします。こうすることで、体が徐々に温度差に慣れていきます。

また、多汗症の人にとっても、夏は特に不安な季節です。その不安な気持ちが、さらにを促すという悪循環に陥ってしまうこともあるのです。

そこで、気持ちをリラックスさせる効果と発汗を抑える効果がある「タッピング」を取り入れましょう。首周りや脇の下、頭皮などの汗をかきやすい部分を、指先で軽く叩くようにします。これが多汗症の人にとっては、とても良い汗対策になります。

夏は、自分なりの汗対策を行っていても、外出先でエアコンが効いてるなど、その対策の効果を得るのは難しくなるかもしれません。しかし様々な工夫をすることで、効率よく汗対策を進めることもできるので頑張りましょう。