汗対策といっても、それほど難しいことばかりではありません。汗対策の目的は、汗腺の働きを活性化して、質の良い汗をかくようにすることです。

そのために、ぜひ実践してほしい対策が有酸素運動です。有酸素運動とは、酸素を取り込んでエネルギーの消費を促す運動で、代表的なのが水泳、ウォーキング、ジョギングなどです。汗対策として有酸素運動を実践すると、臭いのない良質な汗をかくようになります。

それから、ストレスを溜めないことも大切です。ストレスの蓄積は乳酸の増加につながるからです。

乳酸は疲労物質の一種で、アンモニアの分泌を促す働きをします。そしてそのアンモニアが汗の嫌な臭いの元凶になるのです。そうならないうちに、ストレスは早い段階で解消するのも、重要な汗対策と言えるでしょう。

なお、タバコを吸う人は、汗対策のためには禁煙をすることが望ましいと言えます。喫煙は血液の循環を妨げ、汗腺まで酸素が行き渡らない状況を作り出してしまいます。すると汗腺の中に乳酸が増えて、嫌な臭いを生じることになります。

その他にも、運動を習慣化して汗腺を活動させる、エアコンの温度設定を変えるなども必要な対策です。要は、質の良い汗を適度にかくことが、汗対策の目的です。

運動やストレス解消、禁煙など、生活習慣に関わる部分が多く、少し意識を変えるだけでも効果が高まるはずです。健康的な生活をキープするためにも、汗の臭いが気になる人は対策を取り入れましょう。