汗をかくことは人間の体にとって必要なことなので、極端に汗を減らすわけにはいきません。大切なのは、汗の質が良いのか悪いのかということです。質の良い汗は臭いが気になりませんが、質の悪い汗からは嫌な臭いがします。

汗の質の良し悪しは、酸性なのかアルカリ性なのかで決まります。判定はリトマス試験紙を使えば、酸性なら良い汗、アルカリ性なら悪い汗であると分かります。

調べた結果、質の悪い汗であった場合には、対策を行う必要があります。そこで汗対策として、すぐに実践できる生活習慣の改善を心がけましょう。主に以下のような対策がありますので、参考にしてください。

・運動

運動をすると汗腺が刺激されて、どんどん汗をかくようになります。汗対策に適しているのは有酸素運動で、ジョギング、ウォーキング、水泳などがあります。運動する習慣がない人は、アンモニア臭のする汗をかくことが多いと言われています。汗の臭いを解消するためにも、日々の生活に運動を取り入れましょう。

・食事

動物性たんぱく質の摂取量が多いと、汗の質が悪くなるので、肉や乳製品の食べ過ぎには気をつけてください。汗の質を良くする食材としては、大豆製品である納豆や豆腐、しょうが、ミネラル炭酸水などが挙げられます。

・入浴

入浴時間を長めにとって、たくさん汗をかくようにしましょう。特に、手足を43℃くらいのお湯に10~15分浸けることを実践してください。

その後は、交感神経を鎮めるために、お湯の温度を36℃くらいにします。そして入浴を終えてタオルで水分を拭き取ってすぐに服を着てはいけません、汗が蒸発して体温が下がってからにしてください。