汗については、きちんとした対策を心がけることで、臭いなどに悩まされずに済みます。ちょっとした工夫で汗をかかないようにしたり、汗をかいたとしても臭うのを防ぐことができるのです。

まず、できるだけ汗をかかないための対策として、冷暖房の温度設定に注意しましょう。なぜなら大量の汗をかいてしまうケースでよくあるのが、室内外の温度差だからです。

夏は冷房で冷えている室内から温度の高い屋外へ出た時、冬であれば寒い屋外から暖房が効いた室内に入った時に大量の汗をかいてしまいます。特に夏は、体温のコントロールが上手くいかずに熱中症になることもあるので注意しましょう。温度に関しては、室内と室外の差が5度以内になるようにしてください。

それから、汗をかいた時の対策も必要です。たいていの人は、汗をかくとタオルなどで拭き取るはずですが、その際にタオルは濡らして使うと良いのです。乾いているタオルよりも濡れているタオルの方が、臭いを抑える効果が高いからです。ただし、熱いお湯で濡らしたタオルを使うと、必要以上に汗腺が刺激されてしまうので気をつけましょう。

なお、タオルは汗が出るのを抑える対策にも使うことができます。タオルを冷たい水で濡らして、手首や首筋、わきの下などの動脈に当てるという方法です。それと下着は、汗をかいた時のことを考えて選びましょう。綿素材のもので、締め付けるようなデザインは避けてください。また、汗をよく吸って乾きが速い下着を身につけることが大切です。