汗をかいた時に、その汗が臭う人と臭わない人がいます。これは汗の質が良いか悪いかの違いです。

そのため、汗対策を行う際には、発汗を抑えるだけではなく、汗の質を良くすることも考える必要があります。そこでまずは汗の質を悪くする原因を知り、自分の状況が当てはまる場合には、そこから対策を考えていきましょう。

・汗をかかない生活
常にエアコンを使うなど、普段あまり汗をかかない生活をしていると、汗腺の機能が衰えてしまいます。そのような汗腺から出てくる汗は質が悪く、嫌な臭いもします。

・水分不足
「水分を摂ると汗をかくから」と、水分摂取を控える人もいます。しかしそれでは脱水症状になる危険性がありますし、便秘になってしまうと、ますます汗の質が悪くなります。

・飲酒や喫煙
お酒が好きな人、タバコを吸う人は汗が臭うことが多いようです。これは、アルコールの代謝に伴って発生するアセトアルデヒドや、タバコに含まれるホルムアルデヒトの影響です。
特にアセトアルデヒドは、その成分自体が臭うだけではなく、発汗作用を促進してしまいます。急激かいた汗は臭いが強くなりがちです。

・ストレス
ストレスが溜まってくると活性酸素の量も増えます。そのため脂肪の酸化が進んで、臭いを生じてしまいます。

このように汗が臭う要因は様々です。対策としては、汗をあまりかかない人は、汗腺を鍛える有酸素運動や入浴法を取り入れるようにしましょう。また、ヨガや岩盤浴も、質の良い汗を出す効果があります。

汗対策は、心身の健康を保つためにも必要なことです。自分に合う方法を見つけて取り組んでいきましょう。