年齢を重ねると、加齢臭が出てくることがあります。加齢臭の原因物質はノネナールという脂肪酸で、皮脂腺の中で作りだされます。

このノネナールは、汗に混じって汗腺から出てくることもあり、それが嫌な汗の臭いになります。特に女性や高齢者は、汗腺からノネナールが出てくることが多いようです。

加齢臭というと、「年齢には逆らえないから仕方がない」と諦めてしまう人もいます。しかし対策をすることで、ある程度の臭いは抑えることができるのです。

汗腺からノネナールが出てくるのを防ぐ対策としては、活性酸素が発生しないようにすることが挙げられます。ノネナールは、皮脂から分泌された脂肪酸が活性酸素によって酸化したことで生成されるので、その活性酸素を減らす対策が重要なのです。

活性酸素を抑えるには、抗酸化物質の摂取に努めましょう。抗酸化物質としては、イソフラボン、セサミン、カテキン、カロテンなどのポリフェノール類、そしてビタミンC、ビタミンEなどがあります。これらを多く含む食材を積極的に食べて、加齢臭を抑えましょう。

なお、ストレスが溜まっているのも活性酸素を増やす原因になると言われています。加齢臭をなくすには、精神的にも健康にならなければいけません。

それから、腸内年齢を若返らせることも、加齢臭対策として必要です。オリゴ糖や乳酸菌、食物繊維を含む食材を取り入れて、腸内環境を整えましょう。

このように、加齢臭対策は体の中からも行っていかなければいけません。活性酸素を抑えたり、腸内環境を整えるのは、健康な体作りにも役立ちますので、普段から心がけることをおすすめします。